FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 パソコンをXPからセブンに更新するさいにトラブルが起き、なかなか更新ができませんでした(汗)

 昨日(4/24)、寝屋川原水協の定期総会が行われ、参加してきました。

 総会ではフリージャーナリストの西谷文和さんが、「戦争と原発はつながっている~ウクライナ・シリア・アフガン・福島の取材から~」と題して記念講演されました。

 シリアやアフガンの悲しすぎる現実、それを踏みつけにする大国や資本の論理……

 つらい内容ですが、決して暗くなく、むしろ前を向いて進んでいく気持ちになる、すばらしい講演でした。


 以下、講演要旨をまとめてみました。あくまでメモをまとめたものですから間違いもあるかもしれません。文責はこのブログの管理人です。

 ウクライナはチェルノブイリ原発があるが、事故後28年たった今でもなかなか中を見せたがらない。ウクライナは15基の原発が稼動しているから。4/26に事故が起きたが近くのキエフの住民には事故の情報は伝えられず、5/1におおぜいの人がメーデーに行き被爆した。ウクライナにはユダヤ系の移民が多く、その反発からネオナチが比較的多い。しかしそれは一部にすぎないが、ロシアが政権交代はネオナチのしわざであるかのような宣伝を行い、クリミアの住民の不安をあおり、ロシア編入への流れができた。

 しかしウクライナは工業も農業も豊かな国、それにくらべシリアは悲惨。

 アフガニスタン、報道ステーションでの報告(アメリカ軍による劣化ウラン弾で産まれながらに眼球のない子、肛門がない子、お尻に頭より大きな腫瘍のある女の子…)住宅は壊され多くの人がキャンプ(テント)生活。寒さで死ぬ子どもも多い。6人に1人が1歳未満で死んでいる。これが放送されたのは4年前で、オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した直後。こんなことをしながらなぜ平和賞かと思った。

 「正義の戦争」というが劣化ウラン弾を使っている時点で「正義」ではない。1歳未満の赤ちゃんや胎児の被爆が一番危険。

 劣化ウラン爆弾はどうしてできるか。まずウラン鉱で3~400メートルの地中からウランを取り出す。しかしそのままではウラン235は0.7%しか入っていないので使い物にならないので、それをアメリカの工場で濃縮する。4%に濃縮したのが原発で、日本の原発もこれを使用している。90%に濃縮したのが広島型原爆。

 濃縮のさいのしぼりかすが劣化ウランで、リサイクルして弾の先に詰めたのが劣化ウラン弾。タングステン(鉛)より安くて、かつ強力。

 日本の原子力発電のためにつくられるウランをリサイクルしてこんな悲惨なことが起きている。戦争と原発はつながっている。しかしこれはメディアでは取り上げられない。4年前は震災前で「原発はクリーン」というCMが垂れ流されていた。広告主への配慮でタブーに。それは震災後の今も同じ。

 1942年にマンハッタン計画がスタートし、1943年にはウラン濃縮工場ができ、同年原子炉ができ、プルトニウムを生産した。前者が広島原爆、後者が長崎原爆。初めての核実験は1945年7月16日で、ポツダム宣言にアメリカが調印した日。すでに日本の降伏は時間の問題だった。戦争終結のためでなく、ウラン濃縮型の原爆と、プルトニウム原爆をためしたかった。だから広島・長崎に2発落としたのでは。戦後、それを潜水艦に応用したのが原潜。ディーゼルエンジンに比べ長持ちし、レーダーにもひっかからない。1954年ノーチラス号が北極横断。脅威を感じたソ連も核開発を急いだ。そして1958年世界初の原子力発電所ができた。つまり原爆の応用であり、スタートは戦争利用だ。こうした軍産複合体の実態はタブーとなっている。

 シリアは紀元前20世紀から歴史を持つ古い国、フランスに植民地にされ1946年に独立、1970年にアサド父がクーデターを起こしアサド政権に。今はアサドの息子による独裁政治。北朝鮮となぞらえる論があるが、日本も安倍・石破・麻生など世襲ばかりで、実質は自民党の独裁のような体制。あまり変わらない。2011年にアラブの春が飛び火し、内戦へ。政府軍にはロシア・中国が武器供給。反政府軍に欧米が武器供給。国連はいるのだが役割を果たせていない。

 アサドはイスラム教アラウィー派で少数派。フランスは独立時にあえて少数派に武器を渡し特殊軍をつくった。少数派なら国内に基盤が少ないので、大国におもねる、つまりフランスの影響力を残すため。

 よく「宗教上のあらそい」「民族のあらそい」と言われるがこれは違う。そんな単純ではなく複雑なものがからみあっている。カタールやサウジアラビアはシリアにパイプラインを通し、天然ガスを欧米に供給しもうけたい。ところがロシアは欧米に天然ガスをたくさん売っているのでパイプラインを通したくないのでアサドを支援している。

 シリアに潜入取材したときのこと。ミグ戦闘機が午前3時にアパートにスカッドミサイルを1発撃ち込み、アパートは崩壊し150人が死亡。しかしその現場の近くを人々が普通に歩いている。こうした戦争が3年になり、それでも住み続けるしかないなかで当たり前になってしまった。

 いまの戦争は宇宙からコントロールしているので狙ったら外さない。女・子どもが特に犠牲になる。爆弾が直撃しなくても、建物が破壊されるとコンクリートなどの破片が飛び散り、それで死亡や負傷をする人がたくさんいる。「はだしのゲン」で爆風によりガラスが全身に刺さっている人が描かれているが、それと同じ。

 2013年に死者は7万人に、それが14年には16万人に。1年で9万死んでいる。しかしこうした現実はメディアではほとんど報道されない。オリンピックの騒ぎの裏で、ヅクシマや辺野古の問題を忘れさせようとしている。

 オスプレイもアメリカのメーカーで直接購入すれば56億円なのに、日本は三井物産や三菱商事を間に入れて100億円で買っている。そしてそれらの会社に防衛省から天下り。こんな、無駄遣いの一方で福祉が削られる。

 戦争はウソから始まる。湾岸戦争のとき、ナイラというクウェートの少女が「クウェートにイラクが攻めてきて、病院をおそって赤ちゃんを床にたたきつけるなどして皆殺しにした」と涙ながらに訴え。これが全米に放送され戦争支持の世論作られた。しかし少女は駐米クウェート大使の娘でクウェートに行ったこともなかった。侵攻は事実だが病院での出来事は広告会社の演出だった。それが発覚したころ、すでに戦争は終わり武器商人はもうかり欧米の石油会社が現地の石油利権を手にしていた。

 しかし支配者はいつでもウソをついていたらオオカミ少年になるので、ここぞというときにウソをつく。普段はウソを言わないがどうでもいいニュースで問題をおおいかくす。ソマリアへの自衛隊派遣が決まり自衛隊出発するとき、SMAPの草薙剛が公園で騒ぎを起こし、その報道がメインに。秘密保護法が国会に出たときは高級ホテルの食品偽装、そして今は小保方さん。尖閣は便利な材料。「脅威」あおってオスプレイ、辺野古、集団的自衛権…。だまされず本質を見抜かないといけない。

 関電の広告CMはほんらい必要性薄い。水道局がCM流すか。総括原価方式で原価+3%が「適正報酬」で利益に。それは電気料金に転嫁できる。つまり経費がかかればかかるほどもうかる仕組み。そのうえ広告料でメディアの口をふさげる。

 だまされない、冷静さが大切だ。戦争も原発も一部の人が甘い汁を吸うためのものだ。学習して、たたかっていくことが大切なとき。だまされず、明るくたたかっていこう。


関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://neyasyaho.blog41.fc2.com/tb.php/439-153fc91a

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。